日本国憲法《前文》

きょう一日ガッコが休みで「ラッキー!」と思ってる若い衆諸君、なんで11月3日が祝日なのか知ってる? 別に、おじいいさんやおばあさんに勲章をあげるため、じゃあないんよ!
今からちょうど60年前の昭和21年11月3日に、「新しい憲法ができたっちゅう話は聞いとるでしょう。んでもって、来年の5月3日に、これまでの大日本帝国憲法が、今度できた、新しい『日本国憲法』ちゅうのに切り替わるもんで、そん時になってあわてんでもいぃよ〜に、半年間、しっかり勉強しといてちょ〜だいねぇ」っていう発表があったからなんです。そんなわけで、明日の日本を背負って立つみなの衆よ、おじさんといっしょに、60年前、どんな根性で「日本国憲法」ってのが作られたのかを、ちょいと振り返ってみたりせん?


日本国憲法 前文
(前略)
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
どうね? なかなかカッコイイと思わん?