ネオン・パーク画集
Somewhere over the Rainbow: The Art of Neon Park
- 作者: Neon Park,Billy Shire,Janice S. Gore
- 出版社/メーカー: Last Gasp of San Francisco
- 発売日: 2001/04/09
- メディア: ペーパーバック
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好きなアーティスト=ピカソ。好きな色=ブルー。趣味=時間旅行。好きな映画=カサブランカ。好きなソフトドリンク=コカ・コーラ。自身の作品に影響を与えたもの=ロックンロール、プリミティブ・アート、そして、寿司。好きなミュージシャン=ローウェル・ジョージ。好きな映画スター=メリル・ストリープ、ハンフリー・ボガート‥‥‥この画集の作者ネオン・パークは、自身にあてたアンケートに、こんなふうに答えています。
ネオン・パーク(本名マーティン・ミューラー)は、1960年代、アングラ漫画雑誌に執筆するかたわら、サンフランシスコのポスター製作グループ"ファミリー・ドッグ"の一員として活動していましたが、フランク・ザッパの目にとまりマザーズの1970年のアルバム「Weasels Ripped My Flesh」のジャケットをデザインを担当することになりました(この画集の表紙)。当時、マザーズのメンバーだったローウェル・ジョージはこのパークの仕事を大いに気に入り、のちに結成したリトル・フィートのセカンドアルバム「Sailin' Shoes」以降のアルバムジャケットの製作をすべてパークに依頼することにしました。フィーツは、ローウェル亡き後もパークの作品をジャケットに使いつづけ、また、作詞などにも加わるなど、名実ともにメンバーの一人といってもよいほど、深く関わりつづけました。
しかし、その後ALS(筋萎縮性側索硬化症/ルー・ゲーリック病)と診断され、1993年、惜しまれながらこの世を去りました。2000年に出版されたこの画集は、奇才ネオン・パークの主な作品をテーマ別にあつめた素晴らしい一冊です。彼独特のユーモアとパロディのセンスが存分に楽しめるはずです。
【関連サイト】 ネオン・パーク展 (La Luz de Jesus Gallery: 2000)