クライマックス

唐突ですが、ローマ帝国の登場。言わずと知れた、人類史上最強の大国のひとつです。五賢帝3番目のトラヤヌス帝の時代、その領土は最大となり、地中海をぐるっと取り囲む大帝国ができあがりました。彼の時代が、ローマ帝国の「クライマックス」でした。その後のローマの戦いは領土拡大から領土防衛に転じ、新しい領土から確保した奴隷が基盤となっていた経済構造も崩壊。帝国は、実はトラヤヌスの時代から衰退の道を歩み始めたのでした。
文字通り、「クライマックス=最高点」はクライマックスなんですよね。後にも先にも、それ以上のことがないから、クライマックス。この単語の意味は、高く投げ上げたボールの放物線の最高点のように、結局はそういうことです。
さて、きょうから日本のプロ野球では、「クライマックス・シリーズ」が始まるようです。日本シリーズへの出場権をかけた戦いだそうですが、きっと、「日本シリーズよりも」熱く面白い試合になるのでしょう。ファンのみなさんは楽しみです。